柔道混合団体決勝前、日本代表はアクシデントが続出していたという。団体戦初戦前、舟久保遥香選手・素根輝選手が離脱。日本は6人中3人が上の階級の選手と試合をすることに。日本の二番手高山莉加選手は最重量級のロマンヌ・ディコ選手と対戦。素根輝選手からのアドバイスはあったが、体重差は大きく持ち上げられることさえもあった。しかし高山選手はロマンヌ・ディコ選手を破り勝利。さらに試合は進み2勝1敗で48キロ級の角田夏実選手が迎えたのは57キロ級のシジク選手。9キロの体重差のある試合に、力勝負では勝てないと判断した角田選手は得意の巴投げで一本。日本はここで3勝、あと1勝で金メダル獲得となる試合で阿部一二三選手は73キロ級のギャバ選手を迎える。多彩な技で追い込む阿部選手だが惜しくも敗戦。3勝3敗で迎えた最終戦、ルーレットで階級を決め、斉藤立選手とリネール選手の100キロ超級。日本はこの試合で敗れ、東京に続く2大会連続での銀メダルとなった。