ドラマ「SHOGUN 将軍」が米国の第76回エミー賞で史上最多18部門を受賞した。日本人初の主演男優賞を受賞した真田広之。ジャパンアクションクラブ出身で若い頃にアクションスターとなり、1993年に主演したドラマ「高校教師」は社会現象になった。2003年、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。2003年にはハリウッド大作、映画『ラストサムライ』に出演。トム・クルーズや渡辺謙と共演。国内興行収入約137億円の大ヒットとなった。この作品を機に活動拠点をアメリカへ移し、国際派俳優としての道を切り開いてきた。ハリウッドで活動する真田広之が大切にしてきたのはリアルな日本文化を描くことだという。今作ではプロデューサーとして日本人の所作を直接指導。日本文化を理解してもらうために入念な準備をしたという。「SHOGUN 将軍」では、キリシタンの女性を演じたアンナ・サワイが、日本人初の主演女優賞に輝いた。ニュージーランド出身で、子どもの頃から日本を中心に芸能活動をはじめ、2004年の舞台「アニー」では主演を務めた。ハリウッド映画「ワイルド・スピード」のシリーズ作品にも出演。受賞後、真田広之は「時代劇が継承され、日本発でも世界に通用するものを作っていく、1つの布石になればという気持ち」などとコメントしていた。