海外との貿易や投資で日本がどれだけ稼いだかを示す今年度上半期の経常収支は、およそ15兆8000億円の黒字だった。円安の進行や金利上昇などで海外で持つ資産による利子や配当収入が増え、過去最大の黒字となった。一方貿易収支はおよそ2兆4000億円の赤字で、日本が貿易ではなく海外への投資で稼いでいる実態が浮き彫りとなっている。帝国データバンクによると10月の全国の企業倒産は、去年の同じ月と比べて135件多い925件となった。倒産件数が去年の同じ月を上回るのは30か月連続で、10月の倒産件数としては2013年以来11年ぶりの高い水準。