神奈川・箱根町の老舗旅館で大手通信会社や音楽会社などが睡眠とエンタメの可能性を探るイベントを開いた。一方、大阪・西区のホテルでは至高の睡眠を体験できる部屋が登場。快適さを追求した枕や眠れる本などが用意されている。睡眠をきっかけに本を楽しんでもらおうと出版関連企業が企画した。日本人の睡眠時間は短いと言われており、国際機関が行った調査では平均8時間28分に対し、日本は7時間22分となっている。専門家は睡眠時間が仕事に与える影響についても指摘する。社員の睡眠を改善して業務効率を上げようという企業もある。都内の化学メーカーでは睡眠改善プログラムを導入。ウェアラブル端末のデータを専門のスタッフが分析しアドバイスする。一方、群馬県の木材卸売会社は仮眠用スペースとして立ったまま寝るボックスを開発。就業時間が不規則になりがちな病院などのニーズを見込んでいる。