- 出演者
- 栗原望 油井秀樹 酒井美帆
オープニング映像が流れ、酒井美帆キャスターらが挨拶した。
ニュースラインナップは投票始めるなどと伝えた。
- キーワード
- カマラ・ハリスドナルド・ジョン・トランプ
バージニア州から中継。米国大統領選の投票が日本時間の今夜8時から始まった。現地では暴動など不測の事態に備え警戒も強まっている。このうち南部バージニア州の投票所では日本時間の午後8時に開場が開くと有権者が次々と訪れ1票を投じていた。
バージニア州から中継で投票率は高いといい、フロリダ大学研究グループの分析によると期日前投票はこれまでに8200万人が済ませたと分析。事前の世論調査では民主党・ハリス氏、共和党のトランプ氏の支持率は拮抗していたが米国メディアは陸上競技に例えて「写真判定に持ち込まれる様相だ」「剃刀の刃のような薄さの僅差」などと僅かな差で決まる可能性を伝えている。大接戦のため前回同様大勢判明には大方時間がかかるとみられていると現地から伝えた。
米国大統領選挙、ハリス氏かトランプ氏か。全米を対象にした最新の各種世論調査では民主党・ハリス氏が48.7%、共和党トランプ氏が48.6%と拮抗。勝敗の鍵を握る7つの激戦州ではトランプ氏5つの州で上回っている。激戦州7州の支持率の平均はハリス氏47.7%、トランプ氏48.5%。選挙戦最終日の4日ハリス氏・トランプ氏共に激戦州で選挙人の数が最も多い東部ペンシルベニア州を訪れた。一方で選挙の信頼を傷つける行為国内の分断をあおる工作活動などへの警戒も強まっている。FBIはワシントンに24時間体制で選挙への妨害行為などに対応する指揮所を設置している。
米国大統領選挙。両陣営が選挙結果を認めて平和的な政権移行ができるかどうかが最大の焦点ともいえる今回の選挙。結果を認めず前回の議会乱入事件のような暴力に訴える人も出てくるのではないか、そんな政治的暴力への懸念も強まっている。2021年1月6日「連邦議会乱入事件」ではトランプ氏の支持者らが議会に乱入、警察官など5人が死亡。1400人以上が訴追されるなど地方当局が厳しい措置をとったが専門家であるシカゴ大学・ロバート・ペイプ教授は投開票日の11月5日〜1月6日(勝者の確定)までの間に激戦州で選挙結果を変えようと暴力のリスクがあると警告しているあんどと大統領選について解説をした。
国際報道は明日は時間を拡大しておとどけすると番組宣伝。質問を募った。
前回のような議会乱入がおきたら民主主義が危機にさわられるなど10代男性からの投稿などをよみあげた。明日も質問を募集すると伝えた。
米国社会の価値観の違いによる分断について。これを象徴するのが「分離独立」という動きの強まり。イリノイ州、コロラド州など少なくとも10を超える州でリベラルな動きに反対する人達が州からの分離や中には米国からの独立を訴えて草の根の活動をしている人達もいる。その1つがオレゴン州。州の東部を隣の保守的なアイダホ州に編入しようという運動が起きている。価値観の違いによる分断が起きる中でオレゴン州の人々は今回の大統領選挙をどのような思いで投票しようとしているのか。米国西部オレゴン州の最大都市ポートランドでは大手企業がオフィスを構えている。オレゴン州ではリベラルな政策が次々と導入されている。妊娠中絶をする女性をサポートするため去年中絶医療を提供する医師などを保護する州法が可決された。また銃規制を強化している。インディアナ州からオレゴン州に移住した同性愛者のアルバサンチェスさんはパートナーのロジャースさんと暮らしている。トランプ氏が当選すれば保守的な方向に向かうのではないか、と強く懸念している。ハリス氏には満足していないものの他に選択肢がないと話す。一方オレゴン州東部ではリベラルな価値観を中心の政策に不満の声もあがっている。リベラルな政策に反対するマイクマッカーターさんは射撃トレーナーをしている。銃規制に断固反対の姿勢を貫いており「夜間に巡回する警察官が4人しかいない郡もある。それなのに自分たちを守る銃を取り上げるのか?」と話し自分の身は自分で守るようにさせてほしいと訴えた。
分断進むオレゴン州はリベラルと保守的に分かれるオレゴンはアイダホ編入について取り組みは今のアメリカを表しているなどとトーク。こうした動きはアメリカ各地で起きていると民主党と共和党が敵視しているといい、大統領選のあとはどちらが買っても過激化して暴動が心配されるなどと大統領選についてトークをした。
2年以上も戦闘が続き北朝鮮の部隊も加わることで更に複雑さを増すウクライナ情勢。アメリカ大統領選挙の結果は何らかの変化をもたらすのか。アメリカ国務長官や駐ロシア大使を歴任したジョンサリバン氏がNHKのインタビューに応じた。大統領選でどちらの候補者が当選してもロシアとの対決回避は難しいと話す。ハリス氏が当選した場合、ロシアは何らかの危機を作り出して揺さぶりをかける可能性があるいう。ウクライナ支援に消極的なトランプ氏が当選した場合について「ウクライナにとって大きなリスクだ。より厳しい状況に追い込まれる」などと話した。しかしそれでもウクライナが抵抗を止めることはないと強調した。
エジプト、ギザのピラミッドの麓に現代アートが出現。国内外のアーティストによる現代美術展が開催された。4回目となる美術展。歴史遺産と現代アートの融合を楽しむことができる。
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- ギザ(エジプト)
香港で初めて見つかったとされる恐竜の化石が一般公開された。この化石は今年3月香港北東部にある離島で発見され、専門家は白亜紀のティラノサウルスかアンキロサウルスのものだとみている。香港当局は島にはまだまだ化石が眠っているとみている。
3歳のマーゴは甘え上手で俊足。7000匹の犬の中から最もかわいい保護犬に選ばれた。スーパーマーケットの駐車場に捨てられていたマーゴ、ジュリアさんは2年前に動物保護センターから引き取った。ジュリアさんは優勝賞金1000ドルとドッグフード1年分をマーゴと出会った動物保護センターに寄付するという。
韓国はK-POPなどで存在感を増す一方格差の拡大や貧困が大きな課題となっている。韓国の貧困率は2021年時点で14.8%とOECD(経済協力開発機構)加盟29か国の中で7番目の高さとなっている。そんな中ホームレスワールドカップがこの秋韓国で開催された。大会出場をきっかけに人生を取り戻そうとあゆみを進める人達を取材。ホームレスワールドカップは38の国と地域から路上生活者・施設で育った若者、難民認定を求めている人など約450人が参加。大会を自立へのきっかけや貧困問題の啓発を目指す。韓国チームの応援に駆け付けた2010年大会に出場のオ・ヒョンソクさんは大会をきっかけに自立したひとり。路上生活から抜け出せずにいたオさん、14年前炊き出しで偶然手にとったチラシをきっかけに路上生活者の自立を支援する雑誌の販売員をはじめた。公共賃貸アパートに入居し自らの収入で家賃を支払っている。今後はボイラー技士の国家資格を取得し新たな仕事に就くことを目指している。
中国・上海で輸入品などを集めた大規模な国際見本市「中国国際輸入博覧会」が始まった。開幕式で李強首相は投資を呼び掛けた。催しには日本など129の国と地域から約3500社が参加。このうち日本の大手電機メーカーは燃料電池などを展示し、温室効果ガスの排出削減に貢献できるとアピールしていた。またアメリカからは中国向けの輸出可能な部品搭載のスマートフォンを展示していた。
旧ソビエトのモルドバで行われた大統領選挙の決選投票。ロシアは「最も非民主的」と非難した。決選投票ではEU加盟を推進する現職のサンドゥ大統領が55.35%、ロシアとの関係も重視する元検事総長のストヤノグロ氏が44.65%となり、サンドゥ大統領が再選を果たした。これを受けロシア外務省・ザハロワ報道官は声明で「モルドバの独立以降最も非民主的な選挙キャンペーンだった」と非難した。
株と為替の値動きを伝えた。
明日の国際報道は放送時間を60分に拡大して米政治の専門家とともに大統領選挙の最新情報を徹底分析する。QRコードや番組HPでは勝敗の行方や国際社会への影響など皆さんからの質問や意見を募集している。
油井さんは「国際報道2024きょうはこれで失礼します」とコメントした。