経済産業省は年内にまとめる次期エネルギー基本計画で、原発を廃炉した後の建て替え場所を別の敷地でも容認する方針。現在は同じ敷地内に限定している。政府は2023年に閣議決定したGX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた基本方針で原発を最大限活用する方針に転換した。与党内の慎重派に配慮し、これまで建て替えが可能な場所については廃炉を決定した原発の敷地内と限定していた。敷地外も容認することで、電力会社に幅広い選択肢を提供し、電力需要の増加に合わせた投資を柔軟に検討できるようにする。(日経電子版)