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「結城(茨城)」 のテレビ露出情報

コメ価格の高騰は続いている。背景には、集荷業者などによる買い付け競争の過熱がある。山形県の農業法人の倉庫を訪れるとコメの在庫は、去年の同じ時期の半分程度。このままの状況が続けば、4月には在庫が底をつく見通しだという。コメが欠かせない弁当店では、価格の高騰に頭を悩ませている。茨城県などで弁当店を展開する会社。仕入れ先からの請求書を見せてもらうと、おととしのほぼ倍まで上がっているという。さらに、仕入れ先からは、現在使っているものと同じコメは、追加で確保できない可能性もあると伝えられたという。新潟県のコメ農家には、卸売り業者などから、例年の2倍から3倍程度の問い合わせが寄せられていて、ふだん取り引きがない業者からも連絡が来ているという。農林水産省は、買い付け競争の過熱で、JAなどが例年よりコメを確保できなかったと見ていて、コメが市場に十分出回らず、価格の高騰につながっているのではないかとしている。また、関係者の間では、去年の品薄を受けて例年より多めに在庫を確保しておこうとする動きも、高値につながっているという指摘も出ている。コメの価格をどう安定させるのか。農林水産省が目をつけたのが政府の備蓄米。コメの生産量が大幅に減った場合に備えて、国が法律に基づいて備蓄していて、これまで深刻な不作や災害時などに限って、市場に放出するとしていた。今回、その運用を見直し、コメの流通が滞っていると判断した場合にも、市場に放出できるようにした。1年以内に同じ量を買い戻すことを条件にしていて、これまでより柔軟に備蓄米を放出できるようにすることで、価格の安定につなげるねらいがある。今回の備蓄米の運用見直しについて宇都宮大学・小川真如助教は「流通段階においては価格高騰を抑える形になる。小売段階としてはスーパーのコメの値段がこれ以上高くならずよかったレベルになるのでは」とコメント。

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