白豆腐は木綿豆腐だが、固さは木綿と絹ごしの中間。創業100年を超える老舗豆腐店で3代目を務め、豆腐作りで40年以上のキャリアを持つ平野良明氏は軟水を使い、大豆を煮る温度と時間はその日の天候などで調整している。おあげさん用の豆腐は低めで煮た大豆を使い、油で揚げることでほどよい固さになるという。夏には寒天入りの絹ごし豆腐、香ばしさが楽しめる炭焼き豆腐など季節に合わせた豆腐もある。