総務省の発表によるとことし4月の家計調査で2人以上の世帯が消費に使った金額は1世帯当たり31万3300円と、物価の変動を除いた実質で前の年の同じ月と比べて0.5%増えた。内訳を見ると、教育は新型コロナ対策として大学が設けた授業料の減免措置の利用が減り支払いが増加したことなどで25.9%増えた一方で、食料は物価高を背景に支出を減らす傾向が続き、2.7%減少したなどで、総務省は「消費は全体で見るとプラスとなったが、食料を中心に物価高で支出を抑える動きは依然として続いている。賃上げが消費行動に与える影響を注視する必要がある」としている。