物価高の中、低価格帯の商品を拡充する動き。セブンイレブンジャパンはことし7月におにぎり2種類を値下げし、今月には3種類の弁当の価格を引き下げた。原材料の調達の見直しや製造工程の効率化によって価格を抑えたということで、今後はトイレットペーパーや洗剤などの日用品についても低価格帯の商品を拡充するとしている。また、コンビニチェーンのミニストップは、ことし7月から従来より価格を抑えたおにぎりやパンなどのシリーズを新たに設けたほか、スーパーの間でも食品や日用品を期間限定で値下げするところが出ている。総務省の家計調査によると、7月に2人以上の世帯が消費に使った金額は、全体では前の年の同じ月より0.1%増えたが、食料に関して見ると1.7%減少。牛肉や豚肉から割安な鶏肉に切り替えるという動きも見られたという。総務省は、収入の増加ほど支出は増えていないとしていて、個人消費の動向をよく見ていく必要がありそう。