きのう発足した石破新内閣。初入閣が13人という顔ぶれだった。元官僚芸人まつもとは「官僚は今までやってきたことをちゃぶ台返しされるのが一番イヤ」と話した。元官僚芸人まつもとは京都大学から総務省に入省し、財務省や内閣官房などに出向した経験を持つ。元官僚芸人まつもとは「石破総理を今、みんな警戒している。理由は石破総理は主流派ではないので、これまでの政策とは違うことをやる可能性がある」と説明。特に警戒している省庁は、外務省と防衛省だという。元官僚芸人まつもとは「2つの論点があって、1つが日米地位協定。もう1つがアジア版のNATOの話。この2つが官僚は気になっている」と解説。地位協定については「外務省などは今の状況を変えたくないと思っている」と語った。国土交通省の元キャリア官僚は、石破総理と官僚の間に心配な点があるという。国交省の元キャリア官僚は「官僚側もどうやって石破総理に話を通しにいけばいいか分からない。石破総理は何かしたいと思った時に、官僚の誰に話せばいいか分からないし」と話した。石破総理は地方創生担当大臣を2016年まで務め、それ以降8年間、閣僚から離れていた。その間は官僚が政策説明をする対象ではなくなっていたことから、官僚との距離を生んでいるのではないかという。官僚の中で各省庁と総理大臣をつなぐ役割を果たすのが「官邸官僚」。かつて注目された官邸官僚には、安倍政権で秘書官や補佐官を務めた今井尚哉氏がいる。安倍元総理に内政外交に至るまで、積極的に進言したという。第2次安倍政権から菅政権までの約9年間、官邸官僚のトップを務めた杉田和博氏は、官邸主導の政権運営を支えた実力者。官邸官僚の顔ぶれを見れば、政策を占うことができるという。