総務省が発表した先月の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として111.4となり、昨年同月より1.6%上昇した。上昇率は前月比0.4ポイント縮小しており、2%を下回るのは2022年3月以来3年11か月ぶり。これはガソリン税の暫定税率が廃止されたことでガソリンが昨年同月比14.9%下落したほか、政府の補助金により電気代・ガス代も下落したことが要因。一方、生鮮食品を除く食料は前年同月比5.7%上昇し、上昇率は7か月連続で縮小しているものの高い状態が続いている。物価の動向について専門家の間では、イラン情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰を背景に、「今後は上昇幅が拡大する」という見方が広がっている。
