東京・練馬区で重い障害がある子どもが放課後に通う施設がきのうから突然利用できない状況になり、保護者が区に対応を求めるなど波紋が広がっている。子どもを施設に預けていたという練馬区の40歳の女性は、この春から医療的なケアが必要な子どもを放課後に受け入れる国の福祉サービスを利用し、小学1年生の次男を預けていた。週に2回、4時間程度利用。ところが先月31日、施設から突然サービスを提供できないと文書で告げられたという。自宅に届いた文書には6月3日から開けることはできないなどとして、謝罪のことばが記されていた。利用できなくなっているのは練馬区にあるデイサービス施設。練馬区によると施設は計14人の子どもを受け入れていた。練馬区は子どもの受け入れ先などを調整するとともに事業所として指定した東京都と連携して施設の運営会社から詳しい経緯などを聞いている。運営会社の代表に取材を試みたがつながらなかった。女性は「施設に預けられることが精神的な支えにもなっていた」として、「一日も早く受け入れ先を見つけてほしい」と訴えている。子どもを預けていた女性のコメント。