オランダ館では工事責任者の沖田稔さんが迎えてくれた。オランダ館の最大の特徴は夜になると淡い光を放つ球体。これは太陽をモチーフにした次世代の太陽だという。パビリオンの壁の波の模様とともに海抜が低い国が挑み続けてきた光と水との共生を表現している。球体の内部は映像と音に包まれる没入空間で、訪れた人たちは水と光が循環する未来の世界を体験した。前代未聞のデザインや常識を覆す建築様式、オランダ館の華やかな姿の裏には日本の技術者たちのあくなき挑戦があった。建物の基礎となる地盤には軽量の発泡スチロールが敷き詰められており、軽く丈夫な素材FRPが使用されている。その結果パビリオン全体の重さを想定よりも約20%軽量化することに成功した。オランダ館は丸ごと移築されるという。
