崖っぷちの7団体が参加した“G7サミット”に、日本から約5000km離れた太平洋の島国・ナウル共和国の観光局も参加していた。大阪・関西万博のナウル共和国パビリオンの公式マスコットは「ナウルくん」。参加のきっかけはSNSでのやり取り。今月5日、銚子電鉄が「開業102周年の広告を作りたかったのですが、予算が厳しいので社員が1時間で作りました」と、102周年の広告を投稿。翌日、ナウル共和国観光局が公式SNSに「万博パビリオンの広告を作りたかったのですが、予算が厳しいのでPCが苦手な職員が3時間かけて作りました」というコメントとともに、銚子電鉄の広告と似た画像を投稿。それを受けた銚子電鉄が「銚子電鉄・犬吠崖っぷちラインはナウルに入りますか?」と投稿したところ、ナウル共和国は「安心してください。ちょうど入ってます」として、ナウルに銚子電鉄の路線がぴったり収まった画像を投稿。竹本社長はナウル共和国との間に親和性を感じ、その後ナウルの担当者が竹本社長と会って友好関係を築いた。ナウルの観光局が投稿した画像が早くもコラボ第1弾として缶バッジとして商品化され、笠上黒生の愛称のネーミングライツをナウル共和国側と結び、銚子電鉄のホームにある看板の駅名にナウル共和国という国名が9月ごろには入ることになる。車内放送で「ナウル共和国」が入った駅名が1年間で1万5000回流れることで利用客へのアピールにもなる。サッカーワールドカップの時にナウル共和国の国旗が三笘の1ミリを真上から見たのと一緒だと話題になった。デーブ・スペクターは「銚子電鉄や竹本社長が国連より役立ってる。台湾はいざとなると協力的で付き合いが良い」などとコメントした。竹本社長によると、今年度中にも“G7サミット”の開催を予定しているという。
