流氷の間に顔を出しているのはシャチ。映像では少なくとも10頭以上のシャチが確認できる。北海道・羅臼町の沖合で流氷に囲まれた状態で身動きがとれなくなっている。羅臼町によるときのう午前7時過ぎ、地元の観光船の事業者からシャチが10頭ほど流氷に閉じ込められていると連絡があった。シャチはもがくように水中から頭を出して息をしている状態だという。釧路地方気象台によると一昨日からの厳しい冷え込みで流氷自体が大きくなり、シャチの通り道がふさがれた可能性があるという。いま閉じ込められていいるシャチは海岸から1kmほどの場所にいて、岸からもその姿を確認することができる。羅臼海上保安署などによると現在沖合は流氷で覆われているため救出活動は難しく、推移を見守るとしている。