先月ブリンケン国務長官が中国を訪問をした。イエレン財務長官・ケリー特使も今月相次ぎ中国を訪問している。バイデン政権は中国への関与政策を掲げ両国利害が一致する気候変動・経済などの分野で協力を探る方針である。一方軍事分野での両国での対話に目立った進展はない。オースティン国防長官は先月李尚福国防相との会談を求めたが実現しなかった。また中国はNATOが首脳会議の共同声明でアジアの安全保障に関わる姿勢を示し中国の行動を懸念したことに反発を強めている。一方アメリカ国内では中国への関与政策に関して共和党から弱腰などと批判の声も出ている。