中国・ロシア・インド・ブラジル・南アフリカの新興5か国で作るBRICSの首脳会議はヨハネスブルグで22日から3日間の日程で始まり、初日はビジネスフォーラムが開かれ議長国南アフリカのラマポーザ大統領は加盟国拡大に向けた議論を加速させていく考えを示した。BRICSにはイランなど20か国余りが参加を希望し、中国の習主席も加盟国拡大に強い意欲を示している。一方、対面での出席を見送ったロシアのプーチン大統領はビデオメッセージで、我々の経済関係で「脱ドル化」という客観的かつ不可逆的なプロセスが勢いを増していると述べ、米ドルによる貿易決済からの脱却を進めるために積極的に議論をしていく考えを示した。BRICSは23日に首脳会議を行い、加盟国拡大に向けた具体的な条件などを協議していくとみられる。