吉崎さんは「中露首脳会談は、彼らにとってはとても良いタイミングでの開催となりましたね。ガザ地区でああいうことが起き、バイデン大統領が現地に乗り込んだらガザの病院が爆破されましたから。プーチンや習近平からすれば『ほらやっぱり、アメリカはイスラエル支持でしょ』と、アメリカのダブルスタンダードを指摘できる良いタイミングになってしまいました。一帯一路は全体的に曲がり角にきていると思いますが、やっぱり先進国は南からの視点に気をつけるべきですね」、西原さんは「日本株は海外投資家が買い越しているというのはよく知られていますが、9月18日から10月6日までの3週間で、年初来を積み上げてきた8兆円の買い越しのうち、半分に及ぶ4兆円を買い越したという読みがありました。大きく売られた3週間をどう見るかという点ですが、株価のトレンドを見極めるのに重要なリアルマネーの動きを見てみると、最近の株価情勢は先物の短期資金によるもので、中長期のリアルマネーの方々の日本株への前向きな見方はあまり大きく変わっていないです」などと話した。