インドネシアは2期10年にわたりジョコ大統領のもと、グローバルサウスの旗頭として急成長した一方、足元では人口増加で上水道の整備が追いつかないなど歪みが生じている。経済発展やインフラ整備を急ぐジョコ政権は中国に接近。一方で中国が海洋進出を強める南シナ海では、権益を巡って対立も起きていて、市民間では中国への警戒感もくすぶっているという。今日行われる大統領選挙では、ジョコ大統領が事実上支持する国防相のプラボウォ氏。前ジャカルタ州知事のアニス氏。前中部ジャワ州知事のガンジャル氏が立候補していて、ジョコ路線の継承を訴えるプラボウォ氏がリードしている。