アド・マチダ氏はトランプ氏の1期目の政権移行チームで、政策立案の責任者として約200人のスタッフを率いてトランプ氏を支えた。今回も、大統領選の最終盤にフロリダ州にあるトランプ氏の選挙対策本部で活動した。トランプ氏の1期目は、日本に対して強硬な発言を繰り返した。今トランプ氏は、すべての国を対象にあらゆる製品に10%から20%の関税をかけると主張したり、ヨーロッパの国々に防衛費の増額を迫ったりしている。カギとなるのが、石破氏自身のストーリー。マチダ氏は、総裁選5回目で勝利できた経験をアピールすべきだという。最近トランプ氏は中国を念頭においた過激な発言を繰り返している。マチダ氏は、こうした発言は中国の一帯一路に対するけん制だと指摘する。内政干渉ともとれる強烈なメッセージを繰り返すトランプ氏。マチダ氏は、こうした発言の裏にある真意を見極めることが大切だと指摘する。今月20日に行われるトランプ氏の就任式には、片山さつき元地方創生担当大臣が出席するほか、中国は副主席や外相など高官を派遣すると報じられている。