2日間に渡ってスイスで行われていた米中の協議では、追加関税を115%引き下げることで合意した。また90日間ここから交渉していくことになる。アメリカから中国への関税は145%から30%に、中国からアメリカへの関税は125%から10%となる。これまでアメリカと中国は対立していたが、共同声明を受けてトランプ大統領は12日に、中国との関係は非常に良い、週末ごろに習近平主席と電話会談を行うと語っている。木内登英は、中国に対して特別甘い対応をしたということではないが弱みを見せたことで他の国に対しても交渉力は落ちることになると語った。また関税の枠組み自体を見直すようなことが向こう数ヶ月で起こるのではと話した。日本への影響としては、両国の関税引き下げで輸出品への影響が和らぐなど日本経済には追い風となるという。日米交渉については長期的には結局アメリカが譲歩してくるので、日本側は急いでまとめると言ってはいるが実際にはその気はなく時間稼ぎをしながらアメリカ側が折れるのを待つ戦略だと話した。自動車の関税に関しては農産物の輸入拡大で対応するがトウモロコシなどは日本の農家への影響は小さいもののコメは譲れないとのことでアメリカ側が諦めるまで交渉を続けるとしている。