アメリカの脱退で資金不足による影響が懸念されているWHOではすでにアメリカ脱退後の話し合いが行われている。WHOの予算は2年単位の編成でアメリカのWHOの資金拠出はWHOの調達資金の約15%。ロイター通信によるとWHOの年次総会ではアメリカの脱退による穴を埋めるため加盟国の拠出金を20%に増額することが承認されたという。そして、脱退後の最大拠出国となる中国だが、劉国中副首相が臨時総会の演説で「今後5年間でWHOに5億ドルを追加で拠出する」と資金提供の方針を明らかにしたという。中国についてアメリカの公共ラジオ放送NPRは、今後台湾をWHOから締め出したり注力する病気の選択に影響力をもちWHOの機能に対し発言できるようになるとし、すでに世界に対する中国の影響力拡大させ、自国の医薬品シェアを拡大のためWHOを利用したりすると分析している。柳澤さんは、アメリカの脱退で中国が影響力を増すと結果的には中国が一番得をする、政治の話をここに持ち込むこと時代どうなのか?などとコメント。能條さんは、ウイルスは国境がないから国際的に強調する枠組みがないとパンデミックがおきたときのためWHOが果たす役割は大きい、どう維持するのか他の国々が支えるべき時なのではないかと思うなどとコメント。