音として聞こえていても会話の内容を聞き取ることができない「聞き取り困難症」の当事者たちが、日常生活で感じる悩みなどを共有して交流を深める催しが都内で開かれた。聴力は正常でも雑音が多い場所などでは、会話の内容も聞き取ることができない症状は、APD(聴覚情報処理障害)やLiD(聞き取り困難症)と呼ばれている。この当事者たちが日常生活で感じる悩みなどを共有して交流を深める催しが開かれた。この中で20代の女性は勤務先のスーパーで聞き間違いが多いという悩みを打ち明けた。また小学5年生の女の子は、先生の話を聞き取ることができなかった経験を紹介し“周りの人にはゆっくり話してもらえるだけでもありがたい”と話していた。