アサヒコは今年一大プロジェクトをたちあげた。職人豆腐プロジェクトはクラフト豆腐と読む。池田さんはプロジェクトを立ち上げた理由に豆腐製造事業所が日本で年々減っていき、価格転嫁のできない中小企業は豆腐の事業自体をやめる場所も増えてきてしまったという。こうした中で結局豆腐の値段を下げるようにと価格競争から抜け出せないので、このままでは豆腐産業が衰退してしまう恐れがあるという。豆腐メーカーの上位6社の平均売価は89円。100円以下の購入者は最多の65%に。豆腐が安いという固定が稲をかえるためにアサヒコが作り出したのは1パック192円する職人豆腐。価格以外に従来の豆腐とは豆乳濃度やにがりもちがい、大豆の選定も行っているという。サイズがダウンしているがその中に使用される大豆の量は変化していない。また職人豆腐は賞味期限を印字する場所に豆腐職人の名前と使っている産地と品種も打刻。職人が美味しい豆腐を作っていることを知ってもらうためだという。他にもQRコードをよみとると、豆腐職人や大豆を紹介する仕掛けも。生産者もやりがいを感じる、売り手も豆腐のカテゴリーの活性化は嬉しいとメリットがあるという。
期待が寄せられている職人豆腐プロジェクト。それでも豆腐はやすいという固定概念。池田さんは豆腐のポテンシャルをバカにされてもその可能性を信じて伝えていきたいとした。
期待が寄せられている職人豆腐プロジェクト。それでも豆腐はやすいという固定概念。池田さんは豆腐のポテンシャルをバカにされてもその可能性を信じて伝えていきたいとした。