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「肉細切り麺」 のテレビ露出情報

東京・足立区辰沼にある1968年創業の中国料理店辰善は豊富なメニューが人気のお店。ラーメンから本格中華まで50年以上親しまれてきた。厨房に立つのは2代目店主・小原一幸さん。13年前に亡くなった父の後を継ぎ、姉・悦子さんと母・喜代さんと一緒に店を守ってきた。「肉細切り麺」を紹介。味の基本はスープ。出汁は野菜と鶏のもみじを使用。父・秀雄さんは五反田の中国料理店で修業を10年続け、自分の店をオープン。当時、地元では珍しい中国料理の店として人気を呼び、昼は行列が絶えなかった。一幸さんは8歳上のお姉さんにお守りをされて育った。やがて忙しいお店を手伝うようになるが、父は子どもたちに厳しかった。今から思えば“せまい厨房で子どもがケガをしないよう”との父の優しさだった。一幸さんが進路を決める時、店を継ぎたいと父に言ったところ反対されたという。せまかった厨房を息子のために広く改装。仲の良かった父と子から師匠と弟子になった。職人気質の父がこだわっていたメニューが「もつ炒め」。細かい包丁の入れ方や火加減は父のやり方から覚えた。どうしても難しいものが“肉団子”。その代わり、ワンタン作りをマスターした。店主・小原一幸さんが少し自信もついてきたという2009年、父・秀雄さんが脳いっ血で倒れた。一命は取り留めたものの、入院して寝たきり状態になり、2年後の2011年に亡くなった。お店を二代目が継いだ今、古くから店に通う常連客たちは「味は同じ」と語った。二代目にとって父から継いだ味とは「ずっと食べてる味。絶対味は変える必要ない」と語った。

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