海岸が太平洋に面している肝付町では去年、釣り客が海に転落するなどの水難事故が5件発生していて、全国の自治体で初となる「ライフジャケット着用条例」が制定された。きょうは町や海上保安署の職員などが集まり、条例の制定をPRするのぼりを設置した。そして海岸につながる道の付近に看板を設置した。看板には「波が高いときは釣りをしないで引き返す」や「無事の帰りを待っている家族のためにも」というメッセージが盛り込まれていて、釣り客などにライフジャケットの着用と安全を優先して引き返す「勇気ある決断」を呼びかけている。