国が若年層を対象に行った調査では、就職先を選ぶ際に育休の取得状況が影響するかどうかで影響すると答えた人は約7割にのぼった。男性の育休取得率はこの数年で大きく伸びて40%超となっている。育休取得のハードルについて街の人に話を聞くと、ほぼ男性しかいない職場で男が育休取るの?という雰囲気があったなどの意見が聞かれた。調査すると最も多かったのは職場の人手不足。事業所の規模が小さいとより取得が難しいという声もある。共働き世代が7割にのぼる日本では結婚後も男女ともに働くのが一般的だが調査すると感じる悩みやハードルに男女で違いがあることが分かってきた。男性が多く選んだ項目が収入減少への不安。一方で女性で多かったのがキャリアへの悪影響だった。2022年には「産後パパ育休」が創設され父親が育休を分割して取得することが可能となった。また企業に対しては従業員に育休取得の意向を確認することが義務付けられた。街の人に話を聞くと、元々運送業で働いていた男性は2人目が産まれたことをきっかけにバスの運転手に転職したという人も。また別の男性は残業が少なくきちんと休みが取れる職場に転職した。その他、子どもが産まれたタイミングで自宅から近い会社に転職したという人もいた。転職した人は、企業がより育休を取りやすい雰囲気をアピールすることが一番だと思う、小さい頃その期間しか見られない子どもの姿もあると思うので育児ができる環境は大事だと話した。