石破総理大臣は、きょう就任後初めての地方出張として石川県の能登地方を訪れ、能登半島地震や大雨の被災地を視察する。現地では被害や復旧復興の状況を被災者から聴くとともに、避難所の生活環境や備蓄されている物資なども確認することにしている。石破総理大臣はきのう、所信表明演説で「復旧と創造的復興に向けた取り組みを加速していく」と述べた。また、“人命最優先の体制を作る”として、専任の大臣を置く防災庁の設置に向けた準備を進めるとともに、災害関連死ゼロを実現するため、避難所の在り方を見直し、発災後、速やかにトイレやキッチンカーなどを配備できる官民連携体制を構築すると表明した。石破総理大臣としては、能登地方の被災地の状況をみずから確認したうえで、復旧復興に全力を挙げる考えを改めて示すとともに、今後の災害対策の強化に向けた検討に生かしたい考え。