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- 南利幸 井上二郎 赤木野々花 高木優吾 藤重博貴
収支報告書に不記載があった議員への対応を巡って、自民党執行部は今月27日に投票が行われる見通しの衆議院選挙で公認するかどうか、検討を続けている。執行部としては、再発防止の認識などをそれぞれの議員に書面で提出させたうえで地元の都道府県連から公認申請があるかどうかや、選挙区の情勢なども見極めて判断する方針で、きょうも石破総理大臣や森山幹事長らが対応を協議することにしている。これに対して野党側は一斉に批判していて、立憲民主党の野田代表は「国民感情からして絶対受け入れられない」と述べた。また、“衆議院選挙で政治とカネの問題の幕引きを図ろうとしているだけだ”といった声も相次いでいて、野党側は週明けの代表質問でも厳しく追及することにしている。
気象情報。
石破総理大臣は、きょう就任後初めての地方出張として石川県の能登地方を訪れ、能登半島地震や大雨の被災地を視察する。現地では被害や復旧復興の状況を被災者から聴くとともに、避難所の生活環境や備蓄されている物資なども確認することにしている。石破総理大臣はきのう、所信表明演説で「復旧と創造的復興に向けた取り組みを加速していく」と述べた。また、“人命最優先の体制を作る”として、専任の大臣を置く防災庁の設置に向けた準備を進めるとともに、災害関連死ゼロを実現するため、避難所の在り方を見直し、発災後、速やかにトイレやキッチンカーなどを配備できる官民連携体制を構築すると表明した。石破総理大臣としては、能登地方の被災地の状況をみずから確認したうえで、復旧復興に全力を挙げる考えを改めて示すとともに、今後の災害対策の強化に向けた検討に生かしたい考え。
ことしのノーベル賞について。スウェーデンメディア「物理学賞予想」を紹介。近年、物理学賞を中心に、この予想と受賞の間に相関が見られる。今回、注目するのが2年連続で名前が挙がっているものの、まだ受賞していないIceCubeと呼ばれる日本も参加している国際研究プロジェクト。研究の拠点は南極。はるか宇宙から届く素粒子ニュートリノを観測している。ニュートリノはどんな物質もすり抜けてしまう性質があり、観測がとても難しいとされている。ただ氷の場合、僅かに反応することから観測地として氷が豊富な南極が選ばれた。謎の多いブラックホールの活動や、宇宙の成り立ちの解明につながる成果として注目されている。世界14か国が参加するプロジェクト。日本から参加している千葉大学・石原安野教授は「ニュートリノは非常に透過性の高い素粒子なので光が届かないような遠方の宇宙や天体内部からの情報をより直接的に運んでくれる」と話す。ニュートリノを巡っては、岐阜県のカミオカンデなどでの研究で、小柴昌俊さんや梶田隆章さんがノーベル賞を受賞している。現地メディアの近年の予想で、化学賞に日本人の研究者の名前が挙がっている。東京大学卓越教授の藤田誠さん。藤田さんは金属イオンと有機分子を混ぜるだけで、分子どうしがひとりでに結び付く自己組織化という現象を発見。藤田さんはこの現象を発展させ、さらに立体的な構造を作り出した。これは結晶スポンジと呼ばれている。この技術は、すでに産業への応用が進んでいる。研究員の谷口慈将さんは結晶スポンジが製品開発に生かされていると言う。メーカーは、この方法などを使って、ビールの原料のホップを熟成させたときの成分を分析。肥満防止効果などがあるとされる分子を特定。その結果、この成分を効率よく生産できるようになり、ノンアルコールビールやサプリメントなど、新たな商品の開発につながった。谷口さんは「幅広く使える技術として結晶スポンジ法の期待感はとても高いと思う」と話した。日本からは2000年以降、米国国籍を取得した人も含めて20人がノーベル賞を受賞している。一方で、日本の研究はこの20年で、国際的な競争力が低下しているという指摘もある。ことし、2021年以来、3年ぶりの受賞者が出るのか発表の行方が注目される。ことしの受賞者の発表は、あさって7日が生理学・医学賞、8日が物理学賞、9日が化学賞などとなっている。
東京・六本木の7階建て商業施設の屋上にある庭園を紹介。ここでは稲作が行われている。都心に住む子どもたちがなかなか農業に親しむ機会がないということで、ビルの運営会社が20年ほど前から地域の皆さんを呼んだ田植え・稲刈り体験を行っており、これまで6000人ほどが参加したという。今日稲刈り体験が行われるとのこと。
経団連など経済3団体のトップが4日に石破総理大臣と会談し、それぞれの要望書を手渡した。要望書ではデフレからの完全脱却を目指して賃金引き上げの流れを定着させることや、官民の連携を強化して戦略的な国内投資の拡大や研究開発を推進すること、そして地方創生の交付金を倍増するにあたっては、財源や人材が不足する自治体では単独でできることに限界があるとして、自治体間の連携を前提とした交付などを求めている。
ソフトバンクvsロッテ。ソフトバンクの先発・大津亮介投手は緩急をつけたピッチングでロッテ打線を6回無失点に抑える。打っては6回裏に栗原陵矢選手が第20号ソロホームランを放 ち、これが決勝点となった。ソフトバンクは91勝目となり、小久保裕紀監督は新人監督の最多勝利数を更新した。また楽天vs西武が雨天中止となり、9日に振り替えが行われる。
広島・新井貴浩監督について。就任2年目の今シーズンは、首位で迎えた9月に失速して2年連続のクライマックスシリーズ進出を逃した。一方無理をさせない起用法で投手陣は先発・リリーフともに開幕から安定したピッチングを続け、少ない得点を守り勝つ野球で大きな補強がない中、終盤まで優勝争いを繰り広げた。球団幹部によると、こうした手腕を評価して来シーズンも引き続き指揮を任せる方針だという。球団は今後、新井監督に正式に続投を要請することにしている。
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為替と株の値動きを伝えた。