相葉とサンシャイン池崎は能登半島地震で最大震度7を観測した石川・志賀町にやってきた。日本ペットサロン協会の方々と共に被災した動物のケアを行う出張相葉トリミング。志賀町でペット用の支援が行われるのは今回が初。高齢のワンちゃんは負担をかけないようブラッシングなど最低限のお手入れを行った。
ドライシャンプーは水の使えない被災地で役に立つ。ドライシャンプーで殺菌・保湿したらブラッシングで仕上げる。被災後のケアが必要なのは体だけではない。体感した事がない大きな揺れにワンちゃんの心理的ストレスは大きい。さらに集団生活を強いられる避難所での生活ではアレルギーや鳴き声など必ずしもペットと共に避難できるわけではない。東日本大震災の時はほとんどの動物は避難所で受け入れを断られ家族とペットが離れ離れになるケースが続出。政府は2018年、人とペットの災害対策ガイドラインを作成。同行避難を推奨したことにより今回の能登半島地震ではペットと一緒に避難できる場所が増えた。
いつもトリミングしている保護犬と違い、今回トリミングしたワンちゃんたちは日頃から手入れされているためブラッシングだけでもキレイになった。被災地の動物たちは持病を悪化させるだけではなく地震のトラウマや慣れない避難所生活などのストレスにより下痢や皮膚疾患を新たに発症するケースも多い。獣医さん達もボランティアで避難所を周り往診を行っているが数が多すぎて追いつかない現状がある。神経質な子が多い猫の場合は自宅から連れ出すことすら難しいこともある。