富士山から富士山が見える奇跡の絶景を見に行く。山道になってきた。険しい。青空が広がってきた。スタートから2時間となった。7合目の小屋が見えてきた。8合目の白雲荘を目指す。6-8合目に難所が集中。岩場や急な斜面。本格的な登山の様相に。龍一郎くんは、水分を補給。葛飾北斎が脳梗塞になったときに、柚子を刻んだものを煮て、砂糖と焼酎で割ったものを飲んだと言われている。そして死の淵から蘇ったという。スタートから4時間。7合目まで来ると披露がたまり、高山病になる登山者が増える。赤い溶岩になってくる。鉄分が高温のまま酸化したため赤い。葛飾北斎は、諸人登山でこの風景を描いている。登山開始から7時間半。白雲荘が見えてきた。夕方5時に白雲荘に到着。標高3200m。雲の上だ。日没と日の出前後のごく短い時間にしか見られないという。白雲荘の裏手の見晴らしのいい場所。午後5時38分。富士吉田の街が見える。富士山から富士山が見える奇跡の絶景があった。雲に映る富士山だ。影富士と呼ばれている。天候条件が揃わなければ現れない景色だ。龍一郎くんが絵に描いた。