肺炎経験者の佐藤さんによると熱や咳の症状はなかったが息をすると胸に痛みが走ったという。病院ではマイコプラズマ肺炎と診断された。感染力が強く季節に関わらず1年を通じて見られる感染症。酸素と二酸化炭素を交換する「肺胞」に侵入して炎症を起こし呼吸不全に陥る。胸膜にも炎症を起こし強い痛みとなる。佐藤さんは早期に通院したため大事には至らず3日で治まったという。放置していたら、脳炎や心筋炎などの合併症のリスクがある。マイコプラズマ肺炎は疲れている人が免疫力が低下しているのでかかりやすい。予防策はマスク・手洗い。うがいという基本的な対策が有用で、疲れやストレスがたまっているときは特に念入りに行うこと。また高齢者はインフルエンザ菌、肺炎球菌などの細菌性肺炎にかかりやすいので、少しでも違和感があれば病院へ行くことが大事。