- 出演者
- 石丸幹二 坂下千里子 山本里菜 栗原恵
今回のテーマは肺炎。症状は風邪に似ていて放置する人が多い。しかし放置すると呼吸不全など心不全のリスクが上がり、最悪の場合死に至る場合もある。事実日本人の死因の第5位は肺炎である。経験者が語る肺炎の恐ろしさ、肺炎へのNG行動などを特集する。
オープニング映像。
今回は、軽い症状でも油断禁物!経験者が明かす「肺炎」の実態。坂下千里子は娘が肺炎になり元日に救急外来に駆け込んだという。東京科学大学病院 古澤医師によると風邪はウイルス感染が主な原因で、喉の痛み・鼻水・発熱といった症状。肺炎は細菌感染が主な原因で、症状は深い咳・汚い咳・発熱など。
肺炎経験者の佐藤さんによると熱や咳の症状はなかったが息をすると胸に痛みが走ったという。病院ではマイコプラズマ肺炎と診断された。感染力が強く季節に関わらず1年を通じて見られる感染症。酸素と二酸化炭素を交換する「肺胞」に侵入して炎症を起こし呼吸不全に陥る。胸膜にも炎症を起こし強い痛みとなる。佐藤さんは早期に通院したため大事には至らず3日で治まったという。放置していたら、脳炎や心筋炎などの合併症のリスクがある。マイコプラズマ肺炎は疲れている人が免疫力が低下しているのでかかりやすい。予防策はマスク・手洗い。うがいという基本的な対策が有用で、疲れやストレスがたまっているときは特に念入りに行うこと。また高齢者はインフルエンザ菌、肺炎球菌などの細菌性肺炎にかかりやすいので、少しでも違和感があれば病院へ行くことが大事。
夏に特に注意したい肺炎が、夏型過敏性肺炎。古澤医師が診察した男性患者の例を説明した。男性は夏風邪だと思い風邪薬を飲み安静にしたが、日ごとに咳が増え、4日後には激しい胸痛に襲われた。熱が39℃まで上がり病院を受診、夏型過敏性肺炎と診断された。
夏型過敏性肺炎は肺胞に侵入し周囲が硬くなり呼吸困難が続く。重症化する前に病院に行くことが大切。カビを吸い込むことで発症するアレルギー性の肺疾患で夏場に起こりやすい。これは原因となるカビ、トルコスポロンが夏に爆発的に繁殖するからで、気温20℃以上・湿度80%以上で活発になる。特に水回りに注意が必要だが、この男性は古い日本家屋に住んでおり、浴室のすのこにトリコスポロンが繁殖していたという。トリコスポロンは非常に小さく白や黄色っぽい色のため気づきにくい。他には下駄箱に注意。換気をしたり、除湿剤を入れる。また濡れた靴は乾かしてから入れる。また換気扇、食器棚などの裏も要注意。浴室ではやっていけない行動がある。
カビが原因で発症、 夏に要注意「夏型過敏性肺炎」。治療法について古澤さんによると、「家から離れることが一番大事。入院すれば良くなることが多い」とのこと。対策は、カビを発見したら「中性洗剤で丁寧に拭き取る」「防カビスプレーや消毒用エタノールを使用」など。
- キーワード
- 夏型過敏性肺炎
肺年齢の自宅での簡単チェックの方法。ティッシュ1枚を硬めに丸めもう1枚で包みテープでとめ、ラップの芯に詰め2cmほど押し込む。筒を口に当て一気に吹いて飛ばし、飛んだ距離を測定する。男性は6m付近で肺年齢30~40代・4m付近で50~60代、2m以下は要検査。女性は4.2m付近で30~40代、2.8m付近で50~60代、1.4m以下は要検査。
呼吸機能を上げる!自宅でできる呼吸筋ストレッチ。東京都・複十字病院では、胸郭・肩周りをほぐす呼吸体操を行っているという。肺自体は伸縮することができず、周囲の筋肉の伸縮により肺が伸縮し呼吸を行っている。肺の周りの筋肉をほぐすことで、肺を有効に使うことができ息苦しさが和らぐ。
呼吸機能を上げる呼吸体操。1つ目は「倒れる側の手をお腹におき、反対の手は脇の下におき、息を吐きながら脇腹を伸ばすイメージで横に倒れる」。5回が1セットで、左右それぞれ2セット行う。2つ目は「肩に手をおいて円を描くように回す」。前後5回ずつを1セット✕3行う。
呼吸機能を上げるストレッチ。手軽にできる呼吸体操。古澤さんによると「肺をサポートする筋肉がほぐれ、息が吸いやすくなったり痰詰まり改善にも期待ができる」ということ。呼吸筋に良くない習慣は「姿勢が悪い」ことなど。
- キーワード
- 肺炎
健康カプセル!ゲンキの時間の番組宣伝。
すてきな一日を、また来週と出演者が言う。
がっちりマンデー!!の番組宣伝。