2025年6月8日放送 7:00 - 7:30 TBS

健康カプセル!ゲンキの時間
今からやるべき熱中症対策!猛暑を乗り切る“汗活?

出演者
石丸幹二 坂下千里子 天野ひろゆき(キャイ~ン) 
(オープニング)
今からやるべき熱中症対策!

街で50人に「最近運動で汗をかいている?」と聞いてみたところ、「はい」と答えた人は半数以下の24人だった。日本医科大学武蔵小杉病院救命救急科講師で医学博士の神田潤は「汗をかかない生活をしている人は夏に熱中症のリスクが高くなる」とコメント。汗には蒸発することで身体から熱を逃がす気化熱という効果があり、熱中症予防にとても大切。大事なのは、暑くなる前に汗をかき身体を暑さに慣れさせ、熱中症のリスクを下げる暑熱順化。日本気象協会では2022年から暑熱順化を始めるべきタイミングを発表。それによると今年はすでに、全国でその時期を迎えている。そこで夏本番を前に熱中症にならない身体作り、暑熱順化に大切な汗活に迫る。日本有数の暑さで有名な埼玉県熊谷市で話題の汗活、高齢者たちも実践するラグササイズも紹介する。

キーワード
日本医科大学武蔵小杉病院熊谷市「埼玉)熱中症
オープニング

オープニング映像が流れた。

オープニングトーク

テーマは「今からやるべき熱中症対策!猛暑を乗り切る“汗活”」。石丸幹二は「普段からジムに行ったり、サウナスーツのようなものを着て歩いたりして汗をかくようにしている」などとコメント。坂下千里子は「ジムに週2回、テニス週2~3回行く」などとコメントした。キャイ~ンの天野ひろゆきは「舞台もあって汗をかいて痩せるかなと思っていたら、差し入れで美味しいものがいっぱい」などと話した。日本医科大学武蔵小杉病院救命救急科講師で医学博士の神田潤は「暑くなる前に汗をかけるようになるのが大事」などと説明。全身で汗をかき蒸発させることで体温を下げ、身体が熱くなるのを防いでいる。今が一番大事な時期だという。そこで、熱中症対策のカギ、良い汗をかく「汗活」を紹介する。

キーワード
熱中症
(健康カプセル!ゲンキの時間)
今からやるべき熱中症対策!暑熱順化した汗を徹底調査

熱中症予防に欠かせない暑熱順化。汗を調べると暑熱順化をしているか分かる。実験をするべく、金子貴俊を含めた20代~60代までの男女6名を集めた。日本福祉大学大学院の西村直記教授が協力する。7月の東京の環境に近い気温約33℃、湿度約70%に設定された人工気候室で実験。汗のかき方を発汗測定機を装着し汗の量を計測する。0.1ミリリットルの汗が出るまでの時間で比較。金子の場合は3分半。女性チームの若葉さんは6分半、前田さんは7分半。男性チームの川島さんは8分。高齢者チームの神倉さんは12分。重田さんは暑さを感じられず、汗がほとんど出なかった。汗腺は加齢とともに潰れたかのように萎縮し汗をかく機能が衰えてしまう。汗をかかない生活によっても汗をかく機能が衰えるが、汗腺を刺激し暑熱順化することで、汗をかく機能が再び蘇る。最も重要なのは汗の量。金子は暑熱順化されているという。同じ男性チームだった川島さんは20代の割に汗をかくのが遅く量が少ないため、暑熱順化ができていない。女性チームの若葉さんは暑熱順化ができていたが、同年代の前田さんは汗の量が少ないため暑熱順化一歩手前の状態。高齢者チームの神倉さんは汗の量がしっかりとしていて暑熱順化はできている。重田さんは暑熱順化できていないという結果。次はマイクロスコープで拡大して汗の状態をチェック。暑熱順化ができていると汗は若葉さんのように皮ふに薄く広がる状態。金子と神倉さんにも同じ状態の汗が確認できた。川島さんの汗は玉のような見た目。西村教授は「玉の汗は体温調節していない」などと指摘した。暑熱順化できていないと汗を分泌できる汗腺がまばらで玉のような見た目の汗になる。サーモカメラで表面温度を確認する。川島さんは顔全体が赤く熱がこもった状態。汗による体温調節機能の差が夏の熱中症の危険度を左右する。さらに汗に含まれている成分も違う。汗腺から汗が分泌される際、導管で体内に必要な塩分が再吸収されるが、汗腺の働きが鈍ると塩分の再吸収がうまくいかず塩分濃度の高い汗になる。海外の実験では暑熱順化の前後で汗に含まれる塩分量に差があることが報告されている。塩分濃度の高い汗をかくと、ミネラルバランスが崩し、脱水症状を引き起こす危険性がある。熱中症に詳しい日本医科大学武蔵小杉病院の医学博士・神田潤は「差が生まれるのは汗をかく習慣、食事にある」などと指摘した。暑熱順化のための汗活ポイントは3つ。

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日本医科大学武蔵小杉病院日本福祉大学暑熱順化熱中症
今からやるべき熱中症対策!暑熱順化できている3人から学ぶ汗活法

熱中症予防に重要な汗活とは。暑熱順化ができていた3人の生活習慣から汗活ポイントを学ぶ。汗をかく習慣について神倉さんは「時間がある時に1時間から1時間半歩く」、若葉さんは「ホットヨガに通っている」などとコメントした。汗活ポイント1つ目は、運動習慣。適度なスポーツや運動で汗腺を刺激し発汗する。3人とも普段から体を動かす習慣があり、暑熱順化につながっていた。運動の目安としてはウォーキングは30分、ジョギングは15分で週5回。サイクリングは30分を週3回。これを2周間続けると暑熱順化に効果的と言われている。2つめの汗活ポイントは、入浴。お湯に浸かると体温が上がり発汗を促す。オススメの入浴法について神田は「41℃のお湯に10分間浸かる。2週間続けると汗をかきやすくなる」などと指摘した。食生活について若葉さんは「辛い物が好き」、神倉さんは「そばが大好きで七味唐辛子はバシバシかける」などと述べた。3つめの汗活ポイントは、辛い物を食べる。香辛料によって血流が促進され発汗が促される。暑熱順化できていないチームの2人には汗腺の機能を下げるダメ習慣を発見した。川島さんは1年間毎日必ずアイスを食べる、重田さんは1日の水分補給の回数が少ない。冷たい物を日常的に食べると内臓が冷え、自律神経を乱し汗腺の働きが鈍る。水分摂取は1度に多くの量を摂取しても尿として排出されてしまうため、小まめな水分補給を行わないと体内の水分量が減り、汗がかきにくくなる原因になる。

キーワード
暑熱順化熱中症
スタジオトーク

天野は「意外にやっているかも」などとコメントした。神田は「運動をすれば一番汗をかくというのは当然。補完するような意味合いで色々な手を使って汗をかく習慣を身につけると良い」などとコメントした。運動、入浴、食事以外にもう1つ、毎日の暮らしの中でできる汗活がある。毎日できる4つ目の汗活とは。

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熱中症

運動、入浴、食事以外の汗活とは?正解は睡眠。寝不足だと自律神経が乱れて汗が出にくくなる。夏場は寝苦しさから睡眠不足になりやすいためエアコンなどをつけ快適な睡眠環境を作る。年をとってくると汗を各機能が衰える。高齢でも無理のない範囲で汗活を続けることで汗腺の機能は蘇ってくる。あるスポーツとかけ合わせた画期的な汗活がブーム。

キーワード
熱中症
暑い街 熊谷市から学ぶ汗活!

汗活を学ぶため埼玉県越谷市にやってきた。熊谷市は2018年に当時41.1℃の国内最高気温を記録している。熊谷市で熱中症予防のラグササイズが誕生。環境省後援のひと涼みアワードで最優秀賞を受賞、30人以上が集まり運動している。ラグササイズの生みの親である三宅敬さん。ラグサイズはラグビーとエクササイズ。埼玉はパナソニックワイルドナイツというチームが本拠地を構えていて、ラグビータウン熊谷を掲げている。2022年には熱中症予防目的にラグサイズの動画を公開。市民の汗活法として広がっている。3つのラグササイズを紹介。

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パナソニックワイルドナイツラグササイズ熊谷市(埼玉)熱中症環境省

暑い街、熊谷の汗活法。3つのラグササイズを紹介。1、パスモーション。腰を左右にひねる時、腕の曲げ伸ばしも一緒に加える。2、ラインアウトリフト。スクワットのような膝の曲げ伸ばしに合わせ腕も一緒に伸ばす。3、ラインアウトスロー。ボールを投げ入れる動作をしながらつま先立ちになりふくらはぎの筋肉を動かす。神田先生は「全身運動をする習慣をつけていただきたい」とコメント。

キーワード
ラグササイズ熊谷市(埼玉)熱中症
(エンディング)
次回予告

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