今年初の取引となったきのうの東京株式市場。能登半島地震の影響などから一時700円以上の大幅下落となった。その後買い戻す動きがあり、下落幅は縮小し3万3,288円で取引を終えた。「辰年は昇り龍のように株価が上昇する」と言われているが、今年の株式相場はどんな展開を見せるのか。SMBC日興証券・宮前シニアエコノミストは「3月・4月に金融緩和が正常化すると株が一旦調整(下落)する可能性が高いと思う。一方、アメリカ・海外は利下げモードに入り、日経平均は海外株に支えられ年末に向けては3万5,000円ぐらいを期待しても良いのでは」と話す。懸念材料としては9月の自民党総裁選挙と11月のアメリカ大統領選を挙げている。