自民党・石破茂元幹事長が超党派議員グループで台湾を訪問。帰国後の注目は自民党総裁選の対応。先週、政治ビジョンや政策をまとめた著書を出版、著書の中で「もし私が首相になることがああるなら、それは自民党や日本国が大きく行き詰まった時なのではないか、それは天が決めること」としている。出馬に向け準備をすすめる石破氏だが、周辺からは「推薦人20人の確保は簡単じゃない。出馬表明のタイミングで推薦人が決まっていないことだってあり得る」との声も。前回の総裁選では石破氏と小泉進次郎氏が河野太郎氏を支持する小石河連合で岸田総理に迫った。今回は小泉氏、石破氏、河野氏、それぞれが出馬を模索しライバル関係になる可能性が高まっている。小泉氏は出馬表明はまだだが、反岸田票の受け皿になる可能性が出ている。父・小泉純一郎元総理は「50歳になるまで総裁選に出るべきではない」周囲に語ったとされているが、進次郎氏は「自分で考えて歩みを進めるも退くも決めるのが当たり前じゃないでしょうか」と話した。河野氏は「もう(総理への)意欲については28年前から申し上げているところ」とした。河野氏は所属派閥の会長である麻生副総裁と会談、出馬への意欲を伝えたほか、派閥の幹部とも会合を重ねるなど支持の拡大を図っている。