来月行われる自民党総裁選挙は候補者として11人の名前が挙がる乱戦模様。きょう午後、小林鷹之前経済安保担当大臣が先陣を切って出馬会見を開く。小林議員は49歳、党の刷新が今回の総裁選では問われる中、中堅、若手を中心に世代交代を求める象徴として期待が集まっている。小林議員は午後2時から国会内で出馬会見を開く。関係者への取材で、きょう発表する政策の柱は経済、外交、党改革の3本柱になるということで、中でも裏金事件で失墜した党の信頼回復に向けた党改革や憲法改正の必要性を前面に出す考え。鷹之の「鷹」、英語でホークを取って「コバホーク」が愛称の小林議員。若手のホープとして注目され、最大のアピールポイントは刷新感。一方で弱点は経験不足。あるベテラン議員は「選挙の顔になるかもしれないが党運営、政権運営は混乱する」と危惧している。11人が乱立する中、小林氏は立候補に必要な推薦人20人の確保はできたとして正式に出馬表明に踏み切りスタートダッシュをかけたい考え。