岸田総理大臣の後任を選ぶ自民党の総裁選挙は、岸田総理大臣の総裁としての任期が来月末に満了するのに伴い行われる。自民党はきょう党本部で選挙管理委員会を開き、総裁選挙の日程などを協議した結果、来月12日に告示し、27日に国会議員による投票と開票を行うことを決めた。告示日から投票日前日までの期間は15日間となり、総裁選挙の今の規程が設けられた1995年以降、最も長くなる。自民党としては十分な期間を設けて論戦を行うことで政治とカネの問題で失墜した信頼の回復につなげたいねらいがあるものと見られる。今回の総裁選挙は国会議員票367票と、全国の党員党友による投票で配分が決まる党員票367票の合わせて734票で争われる見通し。