自民党は岸田総理大臣の後任を選ぶ総裁選挙について、来月12日に告示し27日に投開票を行うことを決めた。きょう午前、岸田総理大臣は自民党本部を訪れ、党の役員会に出席。総裁選挙に立候補をしない考えを表明したことを説明した上で「総裁選挙はプロセス自体が新生自民党を国民に示すものとなるので真剣勝負の議論を展開してほしい。日本が直面する難局の対応にあたるとともにきたるべき国政選挙に臨んでほしい」と呼びかけた。告示日から当表示前日までの期間は15日間で、総裁選挙の今の規程が設けられて以降、最も長くなる。自民党としては十分な期間を設けて論戦を行うことで、政治とカネの問題で失墜した信頼の回復につなげたいねらいがあるものとみられる。今回の総裁選挙は、国会議員票367票と全国の党員党友による投票で配分が決まる党員票367票の合わせて734票で争われる見通しだ。