岸田総理大臣の後任を決める自民党総裁選挙は来月12日に告示される。それを前に、党内では立候補を目指す動きが相次いでいる。梶原崇幹解説委員が「先週、当選4回の小林隆之氏が立候補を表明し、火蓋が切られた。一昨日には石破元幹事長が、そして今週には河野デジタル大臣や小泉進次郎氏も立候補を表明するなど、これまでに10人を超える議員の名前が上がる異例の多さとなっている。派閥はそのトップを総裁候補に掲げ、支持も派閥単位で決めるなど事前調整の役割を果たしてきた。自民党は政治資金の問題を受けてこれまでの派閥を解消したことから、議員にとっては立候補しやすい状況が生まれている。選挙戦は立候補に必要な20人の推薦人の確保が1つの壁になりそう。何より問われるのは、明るい兆しが見えてきた経済や複雑さを増す外交安全保障分野で明確な方向性を打ち出せるのか。そして、政治と金の問題で失った信頼を取り戻せるかどうか」とスタジオで述べた。