自民党総裁選レースでトップを走っているのが今月19日に出馬表明した小林鷹之氏、そして24日に表明した石破茂氏、昨日表明したのが河野太郎氏。河野氏が出馬表明した場所は、衆院第1議員会館1階多目的ホール。決意表明に約14分、質疑応答に約38分で計約52分の表明となった。
河野太郎氏の出馬表明の評価として、伊藤は「41点。政治改革の意思が弱く、もはや異端児ではない」と指摘。佐藤は「50点。昔の『改革派』河野太郎氏はどこに行った会見」と指摘する。
昨日の出馬会見では会見場の後ろに「有事の今こそ、河野太郎」とアピールしていた。1963年1月10日生まれ、麻生派で衆院当選9回。初当選は菅前首相と同期。総裁選には2009年、当時46歳の時、当時の谷垣総裁に次点で敗北した。52歳の時、安倍内閣に初入閣し、国家公安委員長・行革大臣に就任。その後、外相、防衛相、菅内閣でも行革大臣を歴任してきた2度目の総裁選出馬は2021年で当時58歳の時、決選投票までいったが岸田総理に敗北、その岸田内閣でデジタル大臣に就任した。そして今回、3回目の表明をした。本人は外交と重大プロジェクトに自信を持っている。外交については「今回初めて世界の形を議論しなければならない総裁選挙になったと思っております」と、ロシアのウクライナ侵攻、中東の紛争、安全保障上の中国の脅威などを挙げ、外交に関する議論を重視する姿勢を示した。その実績は延べ123の国と地域での会合・会談を行った回数が950回、電話会談は117回と豊富な経験をアピールした。過去には2019年8月、元徴用工訴訟をめぐり、韓国が仲裁委員会の開催に応じず、韓国の駐日大使を呼び強く抗議した。河野氏は「実際に世界の中で色んな経験を積んできた。だからこそ今この世界の形を議論する。その議論を実際に実行に写し、世界を引っ張っていくことができる」と外交に自信を深めている。
河野氏のアピールのもう1つが改革と重大プロジェクト。コロナワクチンの接種推進、マイナンバーカードの推進、ライドシェア推進などの実績をアピールした。河野氏は「色んな批判は頂きましたが、それなりに物事を前に進めやって参りました。『改革』と言うのは簡単だが、大事なのは傷だらけになりながらも改革をとことん進めていく、そういう強い意志があるのか、やるべき改革をやった実績があるのかが問われる」と自信を深めている。これについて佐藤は「外交力への自信を感じた。実行力の高さをアピールしたかった様だが、実績と胸を張って言えるかはギモン」と指摘。一方、伊藤は「国際情勢を議論する前に、国民の信頼を回復する策を考えるべきでは」と指摘。自身の人気については2022年12月のJNN世論調査「総理に相応しい人」は1位が河野氏で19%だったが、最近の各社の世論調査を見ると、上から4〜6番目、支持率も7%前後と、自民党総裁になって欲しい人の上位にはあまりなっていない。毎日新聞論説委員・佐藤千夜子、政治アナリスト・伊藤惇夫による解説。自民党・河野太郎デジタル大臣のコメント。
河野太郎氏が「総理に相応しい人」1位だった時、恵が対談している。2022年12月26日放送・河野太郎氏のコメントを紹介。
河野太郎氏の出馬表明の評価として、伊藤は「41点。政治改革の意思が弱く、もはや異端児ではない」と指摘。佐藤は「50点。昔の『改革派』河野太郎氏はどこに行った会見」と指摘する。
昨日の出馬会見では会見場の後ろに「有事の今こそ、河野太郎」とアピールしていた。1963年1月10日生まれ、麻生派で衆院当選9回。初当選は菅前首相と同期。総裁選には2009年、当時46歳の時、当時の谷垣総裁に次点で敗北した。52歳の時、安倍内閣に初入閣し、国家公安委員長・行革大臣に就任。その後、外相、防衛相、菅内閣でも行革大臣を歴任してきた2度目の総裁選出馬は2021年で当時58歳の時、決選投票までいったが岸田総理に敗北、その岸田内閣でデジタル大臣に就任した。そして今回、3回目の表明をした。本人は外交と重大プロジェクトに自信を持っている。外交については「今回初めて世界の形を議論しなければならない総裁選挙になったと思っております」と、ロシアのウクライナ侵攻、中東の紛争、安全保障上の中国の脅威などを挙げ、外交に関する議論を重視する姿勢を示した。その実績は延べ123の国と地域での会合・会談を行った回数が950回、電話会談は117回と豊富な経験をアピールした。過去には2019年8月、元徴用工訴訟をめぐり、韓国が仲裁委員会の開催に応じず、韓国の駐日大使を呼び強く抗議した。河野氏は「実際に世界の中で色んな経験を積んできた。だからこそ今この世界の形を議論する。その議論を実際に実行に写し、世界を引っ張っていくことができる」と外交に自信を深めている。
河野氏のアピールのもう1つが改革と重大プロジェクト。コロナワクチンの接種推進、マイナンバーカードの推進、ライドシェア推進などの実績をアピールした。河野氏は「色んな批判は頂きましたが、それなりに物事を前に進めやって参りました。『改革』と言うのは簡単だが、大事なのは傷だらけになりながらも改革をとことん進めていく、そういう強い意志があるのか、やるべき改革をやった実績があるのかが問われる」と自信を深めている。これについて佐藤は「外交力への自信を感じた。実行力の高さをアピールしたかった様だが、実績と胸を張って言えるかはギモン」と指摘。一方、伊藤は「国際情勢を議論する前に、国民の信頼を回復する策を考えるべきでは」と指摘。自身の人気については2022年12月のJNN世論調査「総理に相応しい人」は1位が河野氏で19%だったが、最近の各社の世論調査を見ると、上から4〜6番目、支持率も7%前後と、自民党総裁になって欲しい人の上位にはあまりなっていない。毎日新聞論説委員・佐藤千夜子、政治アナリスト・伊藤惇夫による解説。自民党・河野太郎デジタル大臣のコメント。
河野太郎氏が「総理に相応しい人」1位だった時、恵が対談している。2022年12月26日放送・河野太郎氏のコメントを紹介。