自民党の総裁選をめぐり、立候補を表明した小泉元環境相は午後、東京・銀座の交差点で街頭演説を行い、数千人が演説に耳を傾けた。小泉氏側によると、5000人の聴衆が集まったという。立候補を表明した林官房長官は、渋谷区のリハビリ施設を訪問したあと、小泉氏が掲げる「早期の解散総選挙」について「必ずしも総裁選で争点にすることではなく、総裁になったら状況判断する」と小泉氏との違いを示した。また河野デジタル相も、マイナンバー保険証を活用する薬局の視察を行ったほか、石破元幹事長は鹿児島、茂木幹事長は地元・栃木、小林前経済安保相は愛媛と、地方でも総裁選に向けた訴えが広がっている。また、女性のキャリアアップに関する視察を行った加藤元官房長官は、来週10日、高市経済安保相は9日に立候補の表明を予定していて、総裁選は、過去最多の候補者となることが固まっている。