明後日の自民党総裁選を前に議員票は小泉氏が60前後でトップで、次いで石破氏・高市氏が40人前後で後を追っている。また党員票も含めていくと小泉氏・石破氏・高市氏の3人がトップを争う状態となっていて、決選投票になることがほぼ確実ではないかという見方が広がっている。1回目の投票に関しては議員票と党員票のウエイトが50−50だが、決選投票になると国会議員票の比重が約9割になる。決選投票に乗る2人以外の人に入れた人の票を動かせるキーパーソンというのは、岸田氏、菅氏、麻生氏、茂木氏、そして世耕氏など大物議員になるとみられている。茂木氏も候補者の1人ですが、決選投票に進まなかった場合、「茂木派」を持っているため、まとまって数十票単位で動かせるという。決選投票には3つのケースがある。石破氏と高市氏が決選投票に進んだ場合について。参議院の安倍派は高市氏の方に来ていて、残る小泉氏を支持した議員たちがどう動くかがカギを握るとみられる。政治ジャーナリスト・田崎史郎によると、この戦いになった場合「有利なのは高市氏」、カギを握るのは麻生氏だという。石破氏VS小泉氏になった場合について。政治ジャーナリスト・田崎史郎によると、この場合キーパーソンが茂木氏ではないかとみている。高市氏と小泉氏の争いになった場合についても拮抗するとみられている。27日が投開票だが水面下でギリギリまで続きそうだ。