決戦に残れず、目に涙を浮かべた小泉進次郎氏。有力候補とされていたが1回目の投票では3位(投票結果:議員票75、党員票61、計136票)となり、史上最年少首相とはならなかった。敗戦の弁では「結果が全て。私が足りないことがあったことは事実。しかしチームは最高だった。その感謝の思いをこれから支えてくれた皆さんにしっかり返していきたい」と話し、負けを認めた。“初挑戦で得たものは”との問いには「間違いなく仲間」と答えた。石破新総裁については「議員、そして皆さんの支持によって新たな新総裁に選ばれたわけだから、チーム一丸となって、自分のできることをしっかり実行して支えていきたい」と述べた。一方1回目の投票で1位だった高市早苗氏は決選投票で石破氏に逆転負けし、初の女性首相誕生とはならなかった。高市氏の決選投票結果:計194票(議員票173票、党員票21票)。高市氏は「私の敗北は私自身の力不足」と述べた。“人事の打診があった場合は”との問いには「仮定の話にはお答えできない。一国会議員としてしっかり国民を立て直していく一助になれば」と話した。“安倍元首相の墓前に報告に行くか”との問いには言葉を詰まらせつつ「きょうが国葬から二年目の日。いい報告ができず申し訳ない」と答えた。史上最多9人が立候補した自民党総裁選。それぞれの候補は石破新総裁の元での一致結束を訴えた。