派閥の政治資金を巡る問題で、自民党の松野前官房長官ら5人が政倫審に正式に申し出た。正式に申し出たのは、いずれも安倍派の事務総長を務めた、松野前官房長官、西村前経産相、高木前国対委員長、塩谷元文科相と、二階派の事務総長を務めた武田元総務相。5人からの申し出を受け、与野党は来週月曜に政倫審の幹事会を開き、28日と29日の2日間にわたり審査会を開く方向で調整。自民党は原則に基づき非公開で開催するよう提案したが、野党側は公開を強く求めていて今後調整が行われる。一方野党側が政倫審への出席を求めていた残る46人の議員については、意向が確認できた42人全員が「5人の状況を見ながら今後のことは判断したい」と回答。