日本時間の今朝、トランプタワーの玄関で、自民党・麻生氏を出迎えたトランプ前大統領。トランプ氏は親交があった安倍元総理について「グレート(偉大だ)」と6回も触れ、その盟友、麻生氏を歓迎して見せた。トランプ陣営によると、約1時間の会談では、中国と北朝鮮を巡る問題などを協議。終了後、公開された写真には、2人の手には大きな鍵があり、現地メディアによると、この鍵はトランプ氏が特別なゲストに渡す記念品として、自らデザインしたというホワイトハウスの鍵で、大統領在任中にはイスラエルのネタニヤフ首相にも贈られていた。トランプ氏のもとには、各国要人が相次いで訪問していて、11月の大統領選で、トランプ氏が再選する可能性、いわゆる「もしトラ」を視野に入れた動きとみられる。麻生氏の訪問も再選に備えた人脈構築が狙いとみられ、1月の訪米では見送られた会談がようやく実現した。トランプ陣営は会談後、SNSに写真を投稿し、会談前にはトランプ陣営の担当者が「トランプ氏が大統領だったら、世界は今より平和になっていたと世界中のリーダーは知っている」という声明も出した。トランプ氏が世界の指導者から重要視されているとアピールする狙いとみられる。