自民党の中から政策活動費について、透明性を高める案が出ているということだったが、自民党の態度って変わってきてるのか。補欠選挙で全敗したことが大きく影響しているといっていい。与野党で焦点となっているのは、「連座制」、「政策活動費」、政治資金パーティー、企業団体献金のテーマなど。先月、特別委員会で自民党は、いわゆる連座制は導入が必要としたものの、政策活動費、政治資金パーティー、企業団体献金の在り方については、議論するなどと述べるにとどめていた。補選で全敗し、危機感を持つ自民党内では、より踏み込まなければ、国民の理解は得られないという意見が出ており、政策活動費と政治資金パーティーについては、公明案に歩み寄るのかが焦点となっている。一方、野党側は連座制について不十分だと批判しているうえ、企業団体献金の禁止も求める構えで隔たりは残ると見られる。国会の会期末まで残り1か月半。与野党の議論が熱を帯びることになる。