立憲民主党・蓮舫参院議員の出馬表明を受けて、きのう東京都・小池百合子知事は「報道で出馬されるということを伺って、それ以上の詳しいこともよく存じ上げておりません。これからもいろんな方々が名乗りを上げられるのかなと思っております。」とコメントしている。蓮舫参院議員の出馬について、町では「今のところ期待はあります」「リセットっていったってできないと思うよ」「実現できそうな案であれば応援したいなとは思います」など様々は声があった。蓮舫参院議員の出馬会見について、田崎さんは「都知事選の注目度を上げたので60点」、佐藤さんは「反自民、非小池を強調していて批判が中心の会見になったとして40点」とした。佐藤さんは2人ともキャッチフレーズなどが上手なので、空中戦にしないでほしいと思っているとのこと。昨日田崎さんが、蓮舫氏の出馬会見について「攻撃的すぎる」「何をやりたい？」と疑問を持ち「都政をどうするか語って」と番組の中で話したそう。それに対し蓮舫氏がSNSのXで「いつでも取材を受けます」と答えたと紹介された。田崎さんは今朝蓮舫氏の事務所に計7回電話したそうだが、誰もでてこなかったという。「いつでも取材受けますと言うなら、いつでも連絡できる体制にしておいてくださいと申し上げた」などと話した。また、蓮舫氏の周りの方に取材をしているのに取材していないかのように言われているのが心外だと語った。
東京都の人口は1413万人・都職員も約16万6000人・予算規模は16兆円を超えていて、スウェーデンやチェコの国家予算に匹敵するという。蓮舫参院議員は1967年に東京で生まれ、青山学院大学を卒業後、タレントや報道キャスターに。2004年に参院議員として初当選し、2009年の民主党政権では、政府予算の無駄を洗い出す「事業仕分け」で仕分け人を担当をしていて、この時の印象的だったフレーズが「2位じゃダメなんでしょうか」という発言。この対象となったのが、スーパーコンピューター「京」で計画凍結判定された。また八ッ場ダムの建設中止やスーパー堤防の整備中止なども対象となった。小池都知事と蓮舫氏は、2016年9月に蓮舫氏が民進党代表に就任した時、リオデジャネイロ五輪の閉会式に出席し帰国した直後の小池都知事を表敬訪問している。笑顔で記念撮影し名刺交換を終えると、記者の質問に対して蓮舫氏は「すべてにおいて挑戦する力を久しぶりに東京都知事に見させてもらいました。率直に評価しています。すごいと思います。」と話していた。8年前の都知事選では、舛添都知事が政治資金の私的流用疑惑で辞任し、小池都知事が都知事選挙に出馬表明したが小池都知事に。この時、実は蓮舫氏も東京都知事選に出馬するかもしれないという空気があったのだそう。民進党幹部の1人は、蓮舫氏が都知事選に出馬すれば相乗効果が生まれるとして、参院選での票獲得に期待を滲ませていた。しかし、蓮舫氏は最後は「都政ではなく国政」と判断した。蓮舫氏は民進党の代表時代に苦渋を味わった。2017年7月、民進党の公認予定者16人が離党するという都議会選挙があった。この時、小池知事率いる都民ファーストの会に移り、都民ファーストの会は追加公認を含む55人が当選して東京都議会の第1党となり、民進党は過去最低の議席の5人しか当選できず、民進党の蓮舫代表は辞任した。2020年の都知事選でも関係者が蓮舫氏の擁立に向けて動いたが、コロナ禍で小池知事のメディア露出が激増していたため、蓮舫氏の出馬には至らなかったという。