野党側は自民党の政治資金規正法改正案について「政治資金パーティーや企業団体献金について全く禁止していない」などと反対し、衆議院では自民党案に賛成した日本維新の会も調査研究広報滞在費(=旧文通費)の今の国会での見直しについて自民党が応じなかったため、参院では反対に転じた。法案はきょうの参院本会議でも採決され、与党などの賛成多数で可決・成立する見通し。岸田総理が目指す今国会での規正法改正案の成立には目処が立ったが、きょうの午後から岸田政権になってから初の党首討論が行われる。立憲民主党・泉代表は岸田総理に衆議院の解散・総選挙を迫る考え。一方昨夜岸田総理は麻生副総裁と夕食をともにした。政治資金規正法の対応をめぐり2人の間に溝が入る中、関係者によると岸田総理が麻生副総裁に呼びかけたとのことで2時間半にわたって行われた。複数の関係者によると出席者は周辺に対し「有意義な会談だった」と話しているとのことで、関係者は「じっくり話せたことで意思疎通が図れたのでは」と話している。